午前3時の医者ものがたり

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■内容医者になって5ヵ月目。深夜の当直医として、カルテをめくり一応見ているふりをするが、頭の中は真っ白。なんせ自分で診断して処方を書くというのははじめてだった。思わず叫びたかった。「医者、呼んでください」と。それに当直でつらいのは、寝ては起こされ、寝ては起こされで、だんだん眠りにつけなくなることである。「夜間の外来診察」をユーモラスに描く痛快エッセイ。■目次エルステ当直ゴキブリの出る病院正月の当直崩れる病院見つめるナースたち深夜の突撃隊予期せぬ出来事恐怖の交代時間招かれざる患者病院に住む医者夜の待合室深夜の縫合著者紹介
■著者米山公啓[ヨネヤマキミヒロ]1952年山梨県生まれ。聖マリアンナ医科大学卒業。同大学第二内科助教授を経て作家に転身。医学博士。専門は神経内科。東京都あきる野市の米山医院等で医師としての仕事を続けつつ、作家活動を行なう。エッセイ、医療ミステリー、医学実用書など著作は多数。テレビ、ラジオなどの出演も多い
※本作品は、電子書籍ストア「グリフォン書店」で配信しているものと同一内容です。
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